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講義名 医療統計学
代表ナンバリングコード BRM2MM0050
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
受講定員の有無 なし
授業公開 なし
履修年次 2年次
2024年度カリキュラム ナンバリング

担当教員
氏名
◎ 星 雅丈

到達目標  調査などを通じて、データ収集の能力を身につける。与えられたデータをもとに、平均値や標準偏差などの統計指標をもとめ、散布図などのグラフ表示ができデータの可視化ができる。さらに、必要に応じて相関分析や各種の検定ができるようになる。
授業概要  医療分野で必要とされる統計学に関する基礎知識を習得した上で、記述統計・推測統計を医学的な知識も織り交ぜ理解していく。さらにそれらのデータをどのように活用するのか学ぶ事で、医学・医療の分野における統計の重要性を理解する。そして根拠に基づいた医療(EBM)の実践に貢献できるようデータを読み取る力を身につけていく。
授業計画
授業内容
第1回母集団と標本:【講義】テキスト(統計的方法 母集団と標本)を読むこと。授業内に指定した用語についてまとめる。
第2回変量と尺度:【講義】テキスト(統計的方法 変量と尺度)を読むこと。それぞれの尺度について具体例をそれぞれ5つ挙げ、まとめる。
第3回記述統計(Ⅰ):【講義】テキスト(統計的方法 記述統計、度数分布)を読むこと。授業内の指定したデータに基づき、度数分布表、度数分布図を作成する。
第4回記述統計(Ⅱ):【講義】テキスト(統計的方法 記述統計、代表値)を読むこと。授業内の指定したデータに基づき、代表値を求める。
第5回記述統計(Ⅲ):【講義】テキスト(統計的方法 記述統計、散布度)を読むこと。授業内の指定したデータに基づき、四分位偏差と範囲を求め、それぞれの特徴を考察する。
第6回記述統計(Ⅳ):【講義】テキスト(統計的方法 記述統計、クロス集計表以降)を読むこと。授業内の指定したデータに基づき、分散・標準偏差・変動係数を求める。
第7回相関分析:【講義】テキスト(統計的方法 相関図、相関係数、回帰分析)を読むこと。授業内に示したデータに基づき相関係数を導出する。また回帰直線を求める(回帰分析)。
第8回推測統計(Ⅰ):【講義】テキスト(統計的方法 推測統計、大数の法則、中心極限定理)。
第9回推測統計(Ⅱ):【講義】テキスト(統計的方法 推測統計、標本平均、標本分散、区間推定まで)。
第10回推測統計(Ⅲ):【講義】テキスト(統計的方法 推測統計、検定)。授業内に指示したデータに基づき検定(t検定)を行う。
第11回推測統計(Ⅳ):【講義】テキスト(統計的方法 推測統計、ノンパラメトリック検定)。授業内に示したデータに基づき検定(カイニ乗検定)を行う。
第12回データのグラフ表現:【講義】テキスト(データのグラフ表現)を読むこと。授業内に指示したグラフ形式に適したデータを探しグラフを作成する。
第13回病院統計資料:【講義】テキスト(病院の統計資料、主な統計調査まで)を読むこと。授業内に指定した用語についてまとめる。
第14回医療評価指標:【講義】テキスト(病院の統計資料、病院管理統計表まで)を読むこと。授業内に指定した用語についてまとめる。
第15回まとめ:【講義】これまでの講義内容に関連する最近の話題について、新聞などを読むこと。
準備学習(予習・復習等)の内容とそれに必要な時間 (毎回の授業前に行うべき予習)
Google Classroom にて資料配布と課題提出を行う。[1.5時間程度]
(毎回の授業終了後に行うべき復習)
授業のキーワードとなる項目についての確認テストをネット上で行うので、次の週までに実施しておくこと。[1.5時間程度]
評価方法(割合) 期末試験 (60%)
毎講義の確認テスト (40%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 WebClassにより実施する。
テキスト 【書名】診療情報管理Ⅲ 第6章・第7章
【著者】武田 隆久、他
【出版社】日本病院会
【出版年】2018
【ISBNコード】978-4-903448-26-8

【書名】医学・薬学・生命科学を学ぶ人のための統計学入門(増補版): 基礎の基礎からデータ解析の実際まで
【著者】杉本典夫
【出版社】プレアデス出版
【出版年】2015年6月
【ISBNコード】978-4903814735
参考書・参考資料等 ・『医学・薬学・生命科学を学ぶ人のための統計学入門―基礎の基礎からデータ解析の実際まで』, 杉本典夫, プレアデス出版, 2015, (ISBN:978-4903814735)
・『統計学への招待』, 日本経営数学会, 税務経理協会, 2018.(ISBN:978-4419065133)
・『1冊でマスター 大学の統計学』, 石井 俊全, 技術評論社, 2018.(ISBN:978-4297101121)
メッセージ  与えられた課題は、まず自らの力で取り組むこと。将来、医療現場で最も役に立つ知識や技術を身に付ける講義であるとして、各自意識して積極的に取り組んでいただきたい。
教員との連絡方法  WebClassにより実施する。
担当教員の実務経験 -
備考  講義中、特段の理由がない限り私語、飲食、無断退室を慎むこと。
他科目との関係性 【背景】「数学基礎(数学基礎Ⅱ)」・「統計学」を受講済みであることが望ましい。
【関連】「量的データ解析」は、当該科目では十分に扱えない多変量データの分析について教授する科目である。したがって、同時、あるいは当該科目を受講後の履修を推奨する。
卒業認定・学位授与方針との関連
◎特に関係性が深い、○関係性が深い
関連性
【2020年度】地域実践の基盤となる基礎学力、基礎技術力をもつ人財
【2020年度】地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる人財
【2020年度】地域経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、地域経営学の知見や技術を応用・活用して、地域の価値の向上や持続可能な社会の形成に寄与できる人財。公共経営、企業経営、交流観光等の分野で活躍できる人財
【2020年度】医療福祉経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、地域経営学の知見や技術を応用・活用して、地域の価値の向上や持続可能な社会の形成に寄与できる人財。診療情報管理士の資格取得を目指しつつ、医療福祉経営等の分野で活躍できる人財
≪2017~2019年度≫学んだ知識と国際的視野をもって地域社会や様々な現実の場で実践し応用できる人財(グローカリスト)
≪2017~2019年度≫地域力の推進役(キーパーソン:リーダー、マネージャー、コーディネーター)として活躍できる人財
≪2017~2019年度≫地域経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、企業活動の活性化、地域社会の再生・活性化等を目指して、多様な地域の継続的事業体の基本を学び、これを活用できる人財、とくに経営概念を主軸とした公共経営系、企業経営系、交流観光系に関する人財
≪2017~2019年度≫医療福祉経営学科は、診療情報管理士(日本病院会等の認定資格)の資格取得を目指しつつ、医療機関・福祉施設と企業経営との経営の共通性と相違性等を学び、将来はその経営に参画できる人財、医療福祉を通して地域に貢献できる人財
評価基準
列1
総合点90点以上
医療分野で必要とされる統計学に関する基礎知識を習得し、記述統計・推測統計を医学的な知識も織り交ぜ理解できている。さらにデータを的確に読み取る力が身にいている。
総合点80~89点
医療分野で必要とされる統計学に関する基礎知識を習得し、記述統計・推測統計を医学的な知識も織り交ぜ理解できている。
総合点70~79点
医療分野で必要とされる統計学に関する基礎知識を習得し、記述統計・推測統計を理解できている。
総合点60~69点
到達目標について、必要最低限のレベルで達成している。
不可
総合点59点以下
到達目標について、最低限のレベルが達成できていない。
放棄
演習講義に3分の2以上出席していない。期末試験を受験していない。