シラバス参照

印刷
講義名 データマイニング
代表ナンバリングコード BII3DS008C
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
受講定員の有無 なし
授業公開 科目等履修・聴講
履修年次 3・4年次
2024年度カリキュラム ナンバリング

担当教員
氏名
◎ 松山 江里

到達目標 1.基本的なデータマイニング手法のアルゴリズムが説明ができる。
2.どのようなデータに、どのような手法を行うと何が明らかになるのかについて理解し説明できる。
3.手法を身につけ、活用できる。
授業概要 膨大なデジタル情報が溢れる現代において、大量のデータから社会に有用なコンテンツを見つけ出すことが求められている。大量の様々なデータに潜む有用な知識発見の手段であるデータマイニングは,社会を支える情報基盤技術として必要不可欠な技術となっている。
本授業では、大量のデータから有益な知識を発見するデータマイニングについて学ぶ。事例に基づき、具体的に大規模データからどのような知識が発見されるのか、そこでもちいられる解析手法について講義する。
これにより、社会や企業活動におけるデータマイニングの重要性について理解し、データマイニングの体系の概要ならびにデータマイニングを習得するためには、どのような学習が必要となるのかを理解することができる。
授業計画
授業内容
第1回データマイニングの概要
第2回データマイニングの準備と理念
第3回データマイニングの技術の概観
第4回データマイニングの手法(1):線形回帰分析
第5回データマイニングの手法(2):ロジスティック回帰
第6回データマイニングの手法(3):クラス分類(決定木)
第7回データマイニングの手法(4):クラス分類(サポートベクタマシーン)
第8回中間試験および解説
第9回データマイニングの手法(5):グループ化(クラスタリング)
第10回データマイニングの手法(6):関連性(アソシエーション)
第11回データマイニングの手法(7):アルゴリズム、アソシエ―ション
第12回機械学習とデータマイニング①ニューラルネットワーク
第13回機械学習とデータマイニング②深層学習
第14回テキストマイニング手法
第15回データマイニング手法の評価
準備学習(予習・復習等)の内容とそれに必要な時間 (毎回の授業前に行うべき予習)
配布資料や関連資料を読んだり、関連情報を調べておくこと。

(毎回の授業終了後に行うべき復習)
授業で講じた配布資料の範囲をもう一度読んでおくこと。
授業で学んだことを理解できるようにすること。

(その他)
活用できる事例を自分なりに考えておくこと。
評価方法(割合) 中間試験(100点)。
期末試験(100点)。
平均点で評価する。 
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 学生の理解度を確認しつつ、還元すべき事項について次回授業の中で説明する。
テキスト 【書名】 【著者】
【出版社】 【出版年】
参考書・参考資料等 参考書や資料等は適宜講義で提示する。
メッセージ 実社会において、さまざまな場面で遭遇するビッグデータの管理・分析・活用における基礎的なアプローチを身に付けることを主眼としています。
教員との連絡方法 Mail等へ連絡もしくは在室時に直接面談。
備考 講義中、特段の理由がない限り私語、飲食、着帽、無断退室、携帯電話の操作を慎むこと。
他科目との関係性 【先修】共通教育科目「微分積分基礎」、「線形代数基礎」は統計学を学ぶうえでの基礎知識であるため、履修しておくことが望ましい。
【背景】「基礎データ解析」と「データ解析ツール」で基礎的なデータ解析手法とそのためのツールについて学んでおくことが望ましい。「データマーケティング」でマーケティングにおけるデータマイニングの実践例を学んでおくと理解がより深まる。
【関連】「パターン認識と機械学習」では特にパターンを計算機で認識するための技法を学ぶ。「画像情報処理」「音情報処理」「自然言語処理」ではそれぞれのメディアデータ処理手法を学ぶ。
卒業認定・学位授与方針との関連
◎特に関係性が深い、○関係性が深い
関連性
情報学実践の基盤となる堅固な基礎学力、基礎技術力を持つ
地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる
情報システムやアプリケーションの開発等により、地域社会を支える情報基盤を構築できる
人工知能技術やエンタテインメント技術を用いて、地域社会を豊かにできる
情報学の知見や技術を応用・活用して、公共経営、企業経営、交流観光、医療福祉、防災等のまちづくりに貢献できる
評価基準
列1
定期試験問題(設問)の90%以上は適切に答えている。 
定期試験問題(設問)の80%~89%は答えている。
定期試験問題(設問)の70%~79%は答えている。
定期試験問題(設問)に答えていない箇所が多いが、最低限の水準(60%以上)を満たす。
不可
定期試験問題(設問)に答えていない(最低基準を満たしていない)。
放棄
出席回数が10回に満たない。