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講義名 エンタテインメント情報学
代表ナンバリングコード BII1HS003A
講義開講時期 前期 講義区分 講義
基準単位数 2
受講定員の有無 なし
授業公開 科目等履修・聴講
履修年次 1・2年次
2024年度カリキュラム ナンバリング

担当教員
氏名
◎ 倉本 到

到達目標 (1)エンタテインメントを実現する情報技術について理解する。
(2)エンタテインメントを成立させる心の動きをどうとらえるかの考え方について理解する。
(3)エンタテインメントの応用や先端事例を理解する。
(4)エンタテインメントの評価法とその困難さを理解する。
そして、上記の理解を実際のエンタテインメントコンテンツ実現のさいに適切に応用することができる。
授業概要 計算機技術が発展し、人の能力や作業を支えるのみならず、人の気持ちや想いに作用し、我々の生活と心を豊かにする能力を有するようになっている。エンタテインメント情報学は、ゲームや映像・音楽に限らず、人々を楽しませ、心を豊かにするエンタテインメントの情報科学・情報工学による幅広いアプローチを研究対象としている。本講義では、情報科学・情報工学を活用したエンタテインメントの現状と実際について、技術と理論の両側面から様々な事例に基づいて学ぶ。また、エンタテインメントの応用や評価について最先端の研究を引きつつ解説する。授業形式は主としては座学であるが、それだけではなく、可能な限り実際の体験ができる環境を整え、体験から発生するエンタテインメントの価値や効果についての理解を深める。
授業計画
授業内容
第1回ガイダンス・エンタテインメント情報学の歴史
第2回技術(1):人工現実感とエンタテインメント
第3回技術(2):人工知能とエンタテインメント~ゲーム情報学~
第4回考え方(1):遊びとエンタテインメント~カイヨワ・ホイジンガ~
第5回考え方(2):フロー理論とエンタテインメント~チクセントミハイ・コスター~
第6回考え方(3):ゲーム理論とエンタテインメント
第7回技術(3):コミュニケーションメディアとエンタテインメント
第8回中間レポート
第9回技術(4):インタラクションとエンタテインメント
第10回応用(1):音楽・メディアアート
第11回応用(2):ゲーミフィケーション
第12回応用(3):シリアスゲーム・エデュテインメント
第13回評価:「楽しい」とは何か~心理学的評価~
第14回展開(1):エンタテインメント情報学の最新動向・研究事例紹介
第15回展開(2):エンタテインメント情報学の今後/本科目の総括
準備学習(予習・復習等)の内容とそれに必要な時間 (毎回の授業前に行うべき予習)
事前にWebサイト経由で配付される資料には目を通しておくこと。疑問点があれば事前でもよいので質問・検索などで解消しておくことが望ましい。

(毎回の授業終了後に行うべき復習)
講義終了後できるだけ早いうちにミニレポートに回答すること。ミニレポートは当該回の講義内容に応じて出題されるので、復習のためにも疑問や不明な点を質問・検索などで解消してから回答すること。

(その他)
エンタテインメントに関する科目といって、ただただ面白がるだけでは単位は認定されないことに十分留意すること。
評価方法(割合) 講義毎のミニレポート  (10%)
中間レポート      (30%)
期末試験        (60%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 ミニレポートは次回講義にて特徴的な内容のものを取り上げつつ解説を行う。中間レポートについても同様である。期末試験は試験終了後に模範解答を提示し、希望者には採点結果を開示する。
テキスト なし
参考書・参考資料等 講義資料・参考文献は講義初回に示すWebサイトにて提示する。
メッセージ エンタテインメントが大学教育に足る高度な背景と技術をもちいていることを理解できる科目です。特にエンタテインメントを「作る」ことに興味がある人は必聴。
教員との連絡方法 オフィスアワーを設ける。面談希望者は教員居室前に掲示した連絡先へ連絡して面談予約を取ること。電子メール・SNSでの連絡は随時対応。
担当教員の実務経験 -
備考 講義中の私語は慎むこと(疑問質問は歓迎.ひそひそ隣に聞かずに教員まで)。常識的な範囲で飲料の持ち込み可。携帯端末等は自己の責任において利用すること。
他科目との関係性 【発展】「メディア情報学」の履修を通じて情報についてのより包括的な理解を深めることが望まれる。
【深化】計算機システムを用いたエンタテインメントを支える人間と計算機の関係性については「ヒューマンインタフェース」で、エンタテインメントに関わるコンテンツ生成については「コンピューターグラフィックス」および「音情報処理」で理解を深める。
卒業認定・学位授与方針との関連
◎特に関係性が深い、○関係性が深い
関連性
地域経営学部
〈2024年度以降〉教養:地域社会の生活者に求められる健全な市民感覚と倫理観を育む豊かな教養を獲得すること
〈2024年度以降〉知識:地域経営学の体系を構成する4つの領域(公共経営、企業経営、交流観光、医療福祉経営)から、一つ以上の領域の知識を修得すること
〈2024年度以降〉技術:上記4領域を学ぶための方法や調査研究のためのスキルを取得していること
〈2024年度以降〉思考力:上記4領域のいずれかの領域において、専門的・学術的に深い鍛錬を積み、高度な思考力を獲得していること
〈2024年度以降〉判断力:地域社会がローカルレベルで直面している課題を、ナショナルレベルとグローバルレベルの状況との関連において理解し、課題の本質について的確に捉えることができる判断力を獲得していること。
〈2024年度以降〉実践力:地域経営学の知識・技術・思考力・判断力を活用して、地域社会の様々なアクターと協働しながら地域課題を解決できる実践力を獲得していること。
【2020~2023年度】地域実践の基盤となる基礎学力、基礎技術力をもつ人財
【2020~2023年度】地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる人財
【2020~2023年度】地域経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、地域経営学の知見や技術を応用・活用して、地域の価値の向上や持続可能な社会の形成に寄与できる人財。公共経営、企業経営、交流観光等の分野で活躍できる人財
【2020~2023年度】医療福祉経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、地域経営学の知見や技術を応用・活用して、地域の価値の向上や持続可能な社会の形成に寄与できる人財。診療情報管理士の資格取得を目指しつつ、医療福祉経営等の分野で活躍できる人財
≪2017~2019年度≫学んだ知識と国際的視野をもって地域社会や様々な現実の場で実践し応用できる人財(グローカリスト)
≪2017~2019年度≫地域力の推進役(キーパーソン:リーダー、マネージャー、コーディネーター)として活躍できる人財
≪2017~2019年度≫地域経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、企業活動の活性化、地域社会の再生・活性化等を目指して、多様な地域の継続的事業体の基本を学び、これを活用できる人財、とくに経営概念を主軸とした公共経営系、企業経営系、交流観光系に関する人財
≪2017~2019年度≫医療福祉経営学科は、診療情報管理士(日本病院会等の認定資格)の資格取得を目指しつつ、医療機関・福祉施設と企業経営との経営の共通性と相違性等を学び、将来はその経営に参画できる人財、医療福祉を通して地域に貢献できる人財
情報学部
〈2024年度以降〉情報学実践の基盤となる堅固な基礎学力、基礎技術力
〈2024年度以降〉データを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成や評価に関する知識
〈2024年度以降〉情報システムやアプリケーションの開発等により、地域社会を支える情報基盤を構築する技術
〈2024年度以降〉人工知能技術やエンタテインメント技術を用いて、地域社会に貢献する力
〈2024年度以降〉情報学の知見や技術を応用・活用して、様々な分野で活躍できる力
【2020~2023年度】情報学実践の基盤となる堅固な基礎学力、基礎技術力を持つ
【2020~2023年度】地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる
【2020~2023年度】情報システムやアプリケーションの開発等により、地域社会を支える情報基盤を構築できる
【2020~2023年度】人工知能技術やエンタテインメント技術を用いて、地域社会を豊かにできる
【2020~2023年度】情報学の知見や技術を応用・活用して、公共経営、企業経営、交流観光、医療福祉、防災等のまちづくりに貢献できる
評価基準
列1
課題に関する現状とその問題等を自力で調査し、それを吟味して独自の観点を導き、適切に論じている。
課題に関する現状とその問題点等を加味して論じている。
課題に対して、自己調査は含まないが適切に論じている。
課題に対する回答のみを記述している。
不可
設問に答えていない。
放棄
出席回数が10回に満たない。
期末試験未受験者は単位放棄とみなす。出席・遅刻は一切成績に加味しないが、レポートの提出遅れはその度合いに応じて減点する。また、やむを得ない事情がある場合を除き、再試験や追加レポートなどは課さない。