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講義名 IoT
代表ナンバリングコード BII1HS002A
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 2
受講定員の有無
授業公開 科目等履修・聴講
履修年次 1・2年次
2024年度カリキュラム ナンバリング

担当教員
氏名
◎ 畠中 理英

到達目標 今後の社会において重要な役割を担うIoTの設計や効率的な利用が可能となるために、以下の 4 点を到達目標とする。
(1)IoT の構成についての理解、説明ができる。
(2)IoT の活用事例についての理解、説明ができる。
(3)IoT に必要不可欠な要素技術についての理解、説明ができる。
(4)IoT の課題や解決策について議論できる。
授業概要 身の回りのさまざまなモノやデバイスに接続されたセンサから取得できるデータをインターネットを介して収集し、これらを分析することで、事象の効率化や新たな価値やサービスの提供を可能とする IoT (Internet of Things、モノのインターネット) が注目を集めている。本講義では、IoT の構成、産業界や各家庭などさまざまな分野で活用される IoT について概説し、さらにセンサ、アクチュエータや通信方式など IoT を構成する要素技術やその課題について学習することで、IoT の設計、活用に必要となる基礎知識の理解を目的とする。
授業計画
授業内容
第1回ガイダンスと IoT の歴史・概要
第2回IoT の仕組み - デバイスとインターネット -
第3回IoT 関連技術の標準化動向
第4回IoT の応用例 (1) - 遠隔監視、製品のバリューチェーンのモニタリング、生産の知能化など産業界での活用 -
第5回IoT の応用例 (2) - スマートシティ、コネクティッドカー、医療や介護の遠隔サポートなど個人の生活への影響 -
第6回IoT プラットフォーム
第7回IoT の構成要素 (1) - センサで情報を集める -
第8回IoT の構成要素 (2) - ネットワークで情報を送る -
第9回IoT の構成要素 (3) - サーバで情報を処理する -
第10回IoT の構成要素 (4) - アクチュエータで物を動かす -
第11回IoT とビッグデータ
第12回IoT セキュリティ
第13回IoT システム開発フロー
第14回身の回りのモノの IoT 化
第15回IoT 運用の課題と本講義のまとめ
準備学習(予習・復習等)の内容とそれに必要な時間 (毎回の授業前に行うべき予習)
関連情報を調べてきてください。

(毎回の授業終了後に行うべき復習)
講義で配布したレジュメにもう一度目を通してください。
レジュメで指示する関連資料を調べてください。

(その他)
設計者になったつもりで、何か一つ身の回りにあるものの IoT 化計画(デバイス選定など)を立ててみてください。
評価方法(割合) 理解度テスト(30%)
期末テスト (70%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法 「理解度テスト」を踏まえ、学生の理解度を確認しつつ、還元すべき事項について次回授業のなかで説明する。
テキスト 特になし。毎講義でレジュメを配付する。
参考書・参考資料等 講義で配付するレジュメで指示する。
メッセージ 本講義で得られた知見を応用して地域社会の発展を目指しましょう。
教員との連絡方法 オフィスアワーを設けています。研究室前に掲示したTel/Mail等へ連絡もしくは在室時に直接面談。
担当教員の実務経験 -
備考 講義中、特段の理由がない限り私語、飲食、着帽、無断退室、携帯電話の操作を慎むこと。
他科目との関係性 【先修】本科目の履修前に「インターネット」を履修しておくことが望ましい。
【深化】IoT システムをはじめとする情報システムの計画、設計、開発、運用のプロセスについては、2・3年次の「情報システム」でより詳しく学ぶ。
卒業認定・学位授与方針との関連
◎特に関係性が深い、○関係性が深い
関連性
情報学実践の基盤となる堅固な基礎学力、基礎技術力を持つ
地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる
情報システムやアプリケーションの開発等により、地域社会を支える情報基盤を構築できる
人工知能技術やエンタテインメント技術を用いて、地域社会を豊かにできる
情報学の知見や技術を応用・活用して、公共経営、企業経営、交流観光、医療福祉、防災等のまちづくりに貢献できる
評価基準
列1
IoT関連技術について理解、説明でき、その課題と解決策を自身で提示することができている。
IoT関連技術について理解し、説明できている。
講義で取り上げた内容について理解しているが、一部説明できない箇所がある。
講義で取り上げた内容について半分程度は理解し、説明できている。
不可
IoTについて理解できていない。
放棄
出席回数が10回に満たない。