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シラバス参照
講義名
線形代数Ⅰ
代表ナンバリングコード
講義開講時期
前期
講義区分
講義
基準単位数
2
受講定員の有無
なし
授業公開
科目等履修・聴講
履修年次
1年次
2024年度カリキュラム ナンバリング
24.BF1AF010.
担当教員
氏名
◎ 須志田 隆道
到達目標
•ベクトルと行列の種々の計算ができる。
•連立一次方程式を解くための掃き出し法(消去法)の計算ができる。
•行列式の計算ができる。
•行列の固有値と固有ベクトルが計算でき,行列を対角化することができる。
授業概要
自然科学、工学、情報学等の領域では、ベクトルや行列を用いた議論が頻繁に行われる。ベクトルや行列を用いた数学の理論は線形代数学と呼ばれ、本講義では、これらを理解するための基礎について学ぶ。具体的には、ベクトルや行列とは何かから始め、それらの演算を学ぶ。そしてベクトルや行列が持つ性質や応用として、行列式や連立1次方程式の解法、行列の固有値と固有ベクトルを学ぶ。さらに、行列の対角化手法を学ぶ。
授業計画
回
授業内容
第1回
ベクトルの定義と演算
第2回
行列の定義と演算
第3回
対称行列と交代行列
第4回
連立一次方程式と行基本変形
第5回
逆行列
第6回
対称群とその性質
第7回
行列式の定義とその性質
第8回
小テストと解説
第9回
余因子と余因子分解
第10回
クラメルの公式
第11回
固有値と固有ベクトル
第12回
固有値の重複度
第13回
行列の対角化
第14回
対称行列の対角化
第15回
まとめと演習
準備学習(予習・復習等)の内容とそれに必要な時間
(毎回の授業前に行うべき予習)
講義資料および教科書を使い、シラバスに示された次回分の講義の予習を行うこと。
(毎回の授業終了後に行うべき復習)
指示された演習課題に取り組むこと。
(その他)
評価方法(割合)
演習課題 (15%)
小テスト (15%)
期末試験 (70%)
課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法
講義中に出題した演習問題を次回講義までに提出する。提出課題の返却時に解答例を配布し、間違いが多い問題等を解説する。
テキスト
講義内にて講義内容および演習課題を記載した資料を配布する。
教科書として以下の書籍を指定する。
【書名】理工系の数理 線形代数
【著者】永井敏隆・永井敦
【出版社】裳華房
【出版年】2008年
【ISBN】978-4-7853-1551-1
参考書・参考資料等
【書名】長岡亮介 線形代数学入門講義 現代数学の《技法》と《心》
【著者】長岡亮介
【出版社】東京図書
【出版年】2010年
【ISBN】978-4-489-02082-7
メッセージ
線形代数は情報学分野の専門的な技術の基礎であるため、本講義では理論的な背景を押さえつつ、手計算で具体的な問題が解けるようになることを重視する。
教員との連絡方法
講義資料に掲載したメールアドレスにて連絡を行うことができる。また、研究室に在室している場合は教員に質問などを行うことができる。
備考
講義中、特段の理由がない限り私語、飲食、着帽、無断退室、携帯電話の操作を慎むこと。
他科目との関係性
【関連】ベクトルや行列の計算はプログラムによる情報処理と深く関連している。数式として、その計算を理解することは重要であり「数学演習I」では、「線形代数I」に関連する演習を通じて、知識の定着をはかることが望まれる。
卒業認定・学位授与方針との関連
◎特に関係性が深い、○関係性が深い
関連性
地域経営学部
〈2024年度以降〉教養:地域社会の生活者に求められる健全な市民感覚と倫理観を育む豊かな教養を獲得すること
〈2024年度以降〉知識:地域経営学の体系を構成する4つの領域(公共経営、企業経営、交流観光、医療福祉経営)から、一つ以上の領域の知識を修得すること
〈2024年度以降〉技術:上記4領域を学ぶための方法や調査研究のためのスキルを取得していること
〈2024年度以降〉思考力:上記4領域のいずれかの領域において、専門的・学術的に深い鍛錬を積み、高度な思考力を獲得していること
〈2024年度以降〉判断力:地域社会がローカルレベルで直面している課題を、ナショナルレベルとグローバルレベルの状況との関連において理解し、課題の本質について的確に捉えることができる判断力を獲得していること。
〈2024年度以降〉実践力:地域経営学の知識・技術・思考力・判断力を活用して、地域社会の様々なアクターと協働しながら地域課題を解決できる実践力を獲得していること。
【2020~2023年度】地域実践の基盤となる基礎学力、基礎技術力をもつ人財
【2020~2023年度】地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる人財
【2020~2023年度】地域経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、地域経営学の知見や技術を応用・活用して、地域の価値の向上や持続可能な社会の形成に寄与できる人財。公共経営、企業経営、交流観光等の分野で活躍できる人財
【2020~2023年度】医療福祉経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、地域経営学の知見や技術を応用・活用して、地域の価値の向上や持続可能な社会の形成に寄与できる人財。診療情報管理士の資格取得を目指しつつ、医療福祉経営等の分野で活躍できる人財
≪2017~2019年度≫学んだ知識と国際的視野をもって地域社会や様々な現実の場で実践し応用できる人財(グローカリスト)
≪2017~2019年度≫地域力の推進役(キーパーソン:リーダー、マネージャー、コーディネーター)として活躍できる人財
≪2017~2019年度≫地域経営学科は、地域社会の多様な主体に関心をもち、企業活動の活性化、地域社会の再生・活性化等を目指して、多様な地域の継続的事業体の基本を学び、これを活用できる人財、とくに経営概念を主軸とした公共経営系、企業経営系、交流観光系に関する人財
≪2017~2019年度≫医療福祉経営学科は、診療情報管理士(日本病院会等の認定資格)の資格取得を目指しつつ、医療機関・福祉施設と企業経営との経営の共通性と相違性等を学び、将来はその経営に参画できる人財、医療福祉を通して地域に貢献できる人財
情報学部
〈2024年度以降〉情報学実践の基盤となる堅固な基礎学力、基礎技術力
○
〈2024年度以降〉データを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成や評価に関する知識
〈2024年度以降〉情報システムやアプリケーションの開発等により、地域社会を支える情報基盤を構築する技術
〈2024年度以降〉人工知能技術やエンタテインメント技術を用いて、地域社会に貢献する力
〈2024年度以降〉情報学の知見や技術を応用・活用して、様々な分野で活躍できる力
【2020~2023年度】情報学実践の基盤となる堅固な基礎学力、基礎技術力を持つ
○
【2020~2023年度】地域の現実のデータを収集・分析し、地域社会の持続と発展のためのシナリオ作成と評価ができる
【2020~2023年度】情報システムやアプリケーションの開発等により、地域社会を支える情報基盤を構築できる
【2020~2023年度】人工知能技術やエンタテインメント技術を用いて、地域社会を豊かにできる
【2020~2023年度】情報学の知見や技術を応用・活用して、公共経営、企業経営、交流観光、医療福祉、防災等のまちづくりに貢献できる
評価基準
列1
秀
理論を理解し、設問に適切に答えている。
優
理論を理解し、設問に答えている。
良
理論または設問に答えていない箇所がある。
可
理論または設問に答えていない箇所が多いが、最低限の水準を満たす。
不可
理論、設問ともに答えていない。
放棄
出席回数が10回に満たない。